ホロスコープのアパースクエア(アッパースクエア)とロアースクエアとは?

「アパースクエア、ロアースクエア」で検索される方がいらっしゃり、前のサイトのデータが無くなってしまったのですが、アーカイブを見つけ、こうして書き起こす事ができました

「アパースクエア」「ロアースクエア」は、少なくとも、私はルル先生の本以外でしか見たことがありません。

海外の文献にはあるのかもしれませんが、ノエルティル先生の書籍にも見たことがないので、どこかで書かれてあるのかもしれませんね。

ルル先生の「アスペクト占星術」「占星術」の中で見た時、

この「アパー」「ロアー」の理解に大変苦しみました。
スクエアが2種類あるというのも驚きだったのですが、「アパー」とは、「ロアー」とは?

どいういった位置関係なのか?

理系脳なら、すんなり理解できるのでしょうが、位置関係を理解し、じゃあ、どうしてその意味になるのか?

何度もノートなどに図を下記、ようやくカッチリと収めることができました。

ジェミニ

同じように、「アパースクエア」「ロアースクエア」に混乱された方のために、加筆訂正をしながら、さらに「やさしく」分かりやすさ優先してお伝えしますね。

 

アスペクト「スクエア」

ホロスコープのアスペクトはざっくり分けると

  • イージー(ソフト)アスペクト
  • ディフィカルト(ハード)アスペクト

の2つに分類。

少し昔の占星術でいえば、「吉座相」「凶座相」です。

少し順番は逆になっちゃいますが、追って、アスペクトも分かりやすく記事にしますね。

  • イージーアスペクト・・・トライン(120度)、セクスタイル(60度)
  • ハードアスペクト・・・スクエア(90度)、オポジション(180度)

コンジャンクション(0度)は、組む天体によって、イージーかハードかに分かれます。
悪友か親友か。似た者同士がくっついた場合、それぞれの人格で化学反応を起こします。

 

今回は、「アパースクエア」「ロアースクエア」のお話ですので、

スクエア(90度)のみ取り上げます。

スクエアは自分の嫌な部分を照らす

アパー、ロアーに入る前に、「スクエア」とはなんぞや?という部分から。

スクエアは、

  • 「自分の嫌な部分、痛い部分を露呈されてしまう関係性」
  • 「相手の痛いところ、弱いところが見えてしまう関係性」
  • 「できれば、関わりたくない関係性」

 

つまり、ちょっとの努力や妥協では、相容ることができない。
メジャー、マイナー問わず、ハードアスペクトの中で一番自分が試されるアスペクトといえます。

牡羊座を例にすると、牡羊座にとって90度の関係性は、山羊座と蟹座です。

山羊座と牡羊座は「リーダーシップ」という面で共通点があるものの、山羊座も牡羊座も「我が道を行く」という点で衝突がおこります。

 

牡羊座は「自分の為に突っ走る」ことを目指すのに対し、山羊座は「他人の為に突っ走る」という性質があります。

 

牡羊座のワンマンプレーをコントロールしたくなるのが山羊座。

一方で、牡羊座の場合は、暴走を冷静にコントロールしてくれることで、大きな成果をあげることができるかもしれない。

なので、山羊座のコントロールを受け入れられるかどうか・・が試されます。

次に、牡羊座と蟹座の関係性を見ると、

リーダーシップを取りたい!という牡羊座に対し、さざなみを立てた生活を送りたくない。自分のホームを守りたい!という思いとのぶつかりあいが起こります。

 

ここで、譲るべきは蟹座になるのですが、逆に「蟹座」に合わせることで、牡羊座の勢いはやや制限されることになります。

つまり、「スクエア」とは、結果的に自分の力が、「弱まるか」「強まるか」という、2つの結果に分かれるといえます。

アパー、ロアーはトランジットで活用する

というわけで、アパー、ロアーの解釈は、「相性」を見る際、相手の攻略法としても、参考になる部分があります。

ルル先生の書籍では、「トランジット」つまり、未来予想、運気の中で使用されています。
そして、「アパー」「ロアー」も採用するアスペクトは限られています。

ネイタルでも応用できる考え方ではあるものの、どの天体が使われているかは書籍で確認されてください。

「アパー」「ロアー」が強く左右されやすいのは、やはり、「土星」「火星」などの、人に課題をあたえるとき。つまり「運気」を見るときに、その力を発揮します。

ですので、

「アパー」「ロアー」の仕組みを理解したあとに、トランジットで自分の運気をみていくと良いでしょう

 

アパースクエアとは

アッパースクエアとは

ネイタル(自分の)天体からみて時計方向にトランシットの天体がある状態です

ジェミニ

まさかの手描き・・・すみません。

 

ネイタルを「自分」とすると自分の天体の後ろからトランシットの天体が追いかけている状態。

ポイント

時計の動きと、惑星の動きは反対になります

 

「土星」を例に

ルル先生の「占星術」より、引用してまとめると

 

アパースクエアをとるとき

過去の総決算」

  • 本人が積みあげてきたものに評価がされる
  • 努力してきたならば良い結果をもたらし、努力を怠ってきたならば、以降の運気は下り坂になる。

今、山羊座に土星がありますので、牡羊座さんにとっては、この数年間の行いが表面化してくる・・ということになります。

つまり、土星の性質である「試練や課題を受け入れ」ることの大切さを教えてくれる時期だから、逃げずに頑張れ!という、叱咤激励の時期なのですね。

 

ロアースクエアとは

ロアースクエアとは

ネイタル(自分の)天体からみて、反時計方向にトランシットの惑星があることを表します。

ロアースクエアをとるとき

「人生の再出発」」

リセット感の強い出来事に遭遇する人も。
「不調和に対する調整」が行われ、去る者に、こちらからドアを開けてあげるね・・くらいの、積極的リセットが結果的に良い結果をもたらす。

 

山羊座土星の時期ですと、天秤座がこれにあたります。
「私は私なんだ」という、開き直り。
相手に合わせるより、自分自身に合わせてあげる。
そんな強気な戦い、浮上力が求められるとき。つまり、運気は底を打ち、上昇するのみ!ということですね。

現在、アパー・ロアーが使われない背景

アパー、ロアー考えですが、今は採用されていな占者さんもいらっしゃるようです。

私も、アパーロアーは積極的に採用しているわけではないですが、サインの特徴を理解すれば、自然とスクエアの対処法がアパー、ロアーに分かれます。

そのインスピレーションがないうち、そして、そこまで占星術を極める必要性を感じない方は、ルル先生の解釈本をまるっと採用しても良いでしょう。

また、今の時代、「イージー」「ハード」のくくりで、アスペクトを解釈しないという風潮もあります。

スクエア克服の先は、目に見えない景色が待っているということを心得ておけば、むやみに不運に右往左往されずに済むのですから。

アパー・ロアーの先に見えるもの

 

アパースクエアにせよ。ロアースクエアにせよ、90度の関係性ですので、緊張が走る場面が多いかと思います。

一見「アンラッキーだ!」と思えることもあるかもしれません。

その多くは、長期的にみて必要不可欠なリセットであったり、再出発であったり・・・となります。

ホロスコープを把握していると、マイナスな出来事であったとしても、その先の世界に繋がるというポジティブな意識の転換を行えるようになってきます。

起こった出来事に意味を主体的に考えていく事が、現状や占いに振り回されないコツといえるでしょう。

  • アパースクエアのときは、流れに身を任せる
  • ロアースクエアのときは、流れに逆らってみる

 

まとめ

アパースクエア、ロアースクエアの関係性と対処法をまとめてみました。

辞典的に起こりえる事象をまとめたあるのが、ルル先生の書籍です。
今回は土星のみとりあげましたが、その他天体のトランジットで、アパー・ロアーの解釈が知りたい方は、ぜひルル先生の書籍を手に取ってみられてください。

 

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