【やさしい西洋占星術講座】アスペクトで見る、私の人生、波乱型?平和型?

自分の人生は平和型か、それとも波乱型か?

西洋占星術の占い師が、ホロスコープでその人となりを早く見極める方法のひとつに

「アスペクトを見る」

というものがあります。

アスペクトって、その天体や軸と、その他の天体や軸との関係性。つまり”角度”だよね  

トラ

ジェミニ

古い占星術では、角度によって救いの無い占断をすることもあったから、非常に重要なポイントであることは間違いないです。

 

初心者さんがホロスコープ、西洋占星術を学ぶときに挫折しやすいのが、アスペクト読み。

誰しもホロスコープの中に、複数のアスペクトを持っていますので、そのひとつひとつに焦点を当てて辞書的に本を片手に意味を拾い上げると、矛盾する結果により、混乱→挫折という道を歩みます。

 

ジェミニ

知識詰め込み型の弊害ですね

 

アスペクトの種類と、イメージの仕方

 

ホロスコープは、「一枚の絵」としてみることが大切です。

そして料理のように「掛け合わせてできた”味」”」にポイントを置きましょう。

まずは軽いウォーミングアップとして、それぞれのアスペクトの感覚をつかみます。

それでは、いってみましょう!

 

0度(コンジャンクション)

同じ部屋にいるもの同士。

似た者どうしなので、力の相乗効果が期待できる。

良い時も、悪いときも。

天体の性質によっては、お互いの力を制限し合う。

 

60度(セクスタイル or セキスタイル)

ハウスでいえば、となりのとなりの部屋。

実は、トラインよりもこのセクスタイルの方が、良い関係性が築けるのでは?と私は思っています。

なぜなら、「仲良しこよし」だけじゃなく、「ちゃんと手助けができる」という性質があるからです。

良い時も、悪い時も、適切な距離で客観的サポートしあえるのがこの関係性です。

 

90度(スクエア)

ハウスでいえば、2個あけて向こうの部屋。

いわゆるハードアスペクトです。

ハードアスペクトは、メジャーな所で、90度、180度。

90度は、まるっきり真反対の性格じゃないけれど、自分に無い要素があり、しかし、自分と似通っている部分もあるという、「いたいところを突かれる」関係性。

例えば、蟹座さんが小さい時、どうしても力の強いガキ大将みたいな人、自分と違って「陽キャ」が苦手だった・・・という場合、スクエアの関係は、それぞれ、牡羊座、天秤座です。

つまり、目の上のたんこぶという存在でしょうか。

120度(トライン)

調和を絵に描いたようなアスペクト。

調和がある分、波乱も起こらない。波乱が無い分、ドラマも無い。

平和という言葉でまとめても良いけれど、今の時代、このトラインは良くも悪くも「無風」ということになるので、何かを成し遂げたい時は、エネルギーを注ぐきっかけが必要になる。

でも、協調性が重んじられる場では、このトラインを持つひとは重宝します。

トラブルメーカーにならないので。

180度(オポジション)

ハウスでいえば、真向いの関係。

真反対の性格、性質。よって、いがみあったり、衝突したりする。

だけど、大人になってくると「相手にないものを取り入れる」という、トレーニングにもなりえる関係性。

ホロスコープにオポジションがあると、落ち着かない人もいるのだけれど、ひとつあると、自分をスパルタ式で成長させていくれる存在になる。

ジェミニ

実際の人間関係にあてはめていくと、アスペクトのイメージがつかみやすいですよ

 

 

ホロスコープ内のアスペクトを書きだしてみよう

それでは、アスペクトの概念を掴んだ上で、ホロスコープを出してみましょう。

MyAstroChart 無料ホロスコープ作成

がおすすめです。

ホロスコープ作成

2枚出して、今回は

 

ジェミニ

この部分を確認します。

左から、0度、60度、90度、120度、180度 が表示されていますね。

 

この下には、30度、45度・・・などの細かな角度も表示されているね

トラ

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ジェミニ

それぞれ、メジャーアスペクト、マイナーアスペクト・・とグループ分けされていますが、今回は大雑把に見る練習ですので、、メジャーアスペクトのみを見ていきます。

 

 

5つのアスペクトの下に、そのアスペクトを形成する組み合わせがあります。その数をそれぞれ書きだしてみましょう

<例>
0度・・・●個

60度・・・●個

90度・・・●個

120度・・・●個

180度・・・●個

すべて出したら、

 

  • 90度、180度の数
  • 60度、120度の数

 

に仕分けて、数えてみましょう。

さて、どちらが多かったですか?

 

60度、120度が多い

「調和的」と呼ばれているもの。つまり平和的要素が強くなります。

これらの関係を結んでいる天体が多いと、ホロスコープはいわゆる「平和型」です。

特に120度が多ければ多いほど、その傾向が強くなります。

しかし、この調和型は、しばし「現状に甘んじる」という性質も併せ持つため、やや刺激に欠けた、退屈な思いをする人がいます。

恵まれたホロスコープなのに、ちょっと元気がない、覇気がないな・・と感じるのが現在の印象です。

90度、180度が多い

90度、180度は、「不調和的」と呼ばれているもの。

お互いに緊張をもたらす関係性です。ここの数が多くなると、ホロスコープは「波乱型」となります。

しかし、経営者であったり、リーダーシップを取らなくてはならないといった、マインドを強くしてこその成功がその先にあった場合、ここに多くのアスペクトがあると、思いがけない力、ハングリー精神を発揮することがあります。

天体にそのような性質をもち、その天体がこのアスペクトを組むと、時に周りを巻き込むトラブルメーカーとなる場合も。

しかし、それでもなお、歴史的な活躍を望む人の場合、このアスペクトは必須となります。

 

0度は、天体の性質によって変わる

さて、0度は「平和」でしょうか?「波乱」でしょうか?

これは、その関係性を築く天体の性質によります。

例えば、

太陽や木星であれば、非常に発展的な要素が高まります。

一方で、火星、土星、冥王星が絡むと、やや不穏な空気が流れやすくなり、相乗効果が起こるとなると、一触即発のような事態にもなります。

吉凶混合といったところでしょうか。

そもそも、「平和な人生」とは、「波乱の人生」とは?

最初にもいいましたように、ホロスコープが安定しているか、そうでないか・・・がイコール人生の満足度に繋がるとはいえません。

安定したホロスコープですと、その状況にあぐらをかき、発展性にかける場合もあります。

逆に不安定なホロスコープですと、本人の「乗り越えよう」という力次第では、人とは違う、オリジナルな景色を見ることもできる可能性もあります。

ですので、ホロスコープを読む時、単に「良いホロスコープ、悪いホロスコープ」とまとめるのではなく、もし平和的なホロスコープであっても、チャレンジ精神をあえて育てる・・という生き方。

そして波乱の要素のあるホロスコープであっても、「逆境に負けない心を作る」という生き方。

つまりは、ホロスコープが与えてくれる課題を汲み取ることで、「課題点」をみつめ、より「活用」へと繋げていくことができるのです。

 

ホロスコープの力を活かして、現実の目標へと近づいていくんだね。

トラ

ジェミニ

傾向を知ったら、あとは現実的に行動するのみ。あなたのホロスコープは何型でしたか?