自分のホロスコープに「冥王星のハードアスペクト」があることを悩んでいる人は少なくありません。
日常生活の一場面、仕事や恋愛、その他の人間関係などに、「困難」を感じている人には、冥王星がアスペクトを取っている場合があります。
ジェミニ
このページでは、冥王星の性質とは?そして、冥王星と他の天体が持つアスペクトの特徴を書いていきます。
冥王星を知り、乗り越えていくことで、よりダイナミックな人生を味わえるのも冥王星。
しっかり理解し、活用しましょう!
目次
ホロスコープのおける、冥王星の役割とは
冥王星は、ホロスコープに登場する惑星の中で一番遠い存在です。
現在、天文学上では「惑星」の扱いをされていません。(2006年に行われた国際天文学連合総会にて、基準が明確にされ、その結果惑星→準惑星となりました)
ですが、ホロスコープにおいて、冥王星の役割は見過ごすことができないものであり、むしろ重要度の高いものといえます。
まず、ホロスコープにおける冥王星の役割です。
冥王星は
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星
といった、ホロスコープで使われる惑星の中で一番遠い位置にあります。
「破壊・再生」といった、振り幅の大きなもの。
さらに、絶対権力、逆らえないもの、不治の病、治癒が困難なもの。「生と死」。0か100。
「なんでこんなことに!?」
という、人々に大きな衝撃とダメージを与える事柄や、そういったキーワードを持つもの。
「カリスマ的存在」というのも、このキーワードに入ります。
「惑星」というくくりが無くなった今でもなお、こんな存在感を持っているのは「入るか入らないか」という極端な存在。つまり、「生と死」を嫌が応にも意識せざるを得ないからなのではないか?と。
また、「冥王星」のその他の役割として、人間に「極限を意識させる」「再生を促す」「生死に関する体験をさせる」といった、強い権力のようなものも。
冥王星は時として、人の人生に大きな揺さぶりをかけてきます。特に、人の性格や運気に影響を与えます。
次の章では、アスペクトに焦点をあてて、冥王星を語ってまいります。
ホロスコープにおける、冥王星とアスペクト
冥王星は、他の惑星、軸とアスペクトを取ることで、さらにその存在感を高めます。
惑星の要素を、「極端な形」で表現していくのです。
ネイタルチャート(人間のホロスコープ)に冥王星アスペクトがある場合は、ときに、その人の精神状態を揺さぶることになるし、波乱万丈の人生を歩む”ような”感覚になる人もいます。
トランジットで冥王星のアスペクトが生じると、世の中が非常に不安定となり、極端な事象を引き起こすことも。
(2020年は冥王星が元気です・・とほほ)
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そのリカバリに「パワー」を必要とするため、パワー不足の状態においては、マイナスな要素がクローズアップされてしまいます。
日ごろから、強い精神力を持つよう、心がける必要があるし、あらゆる場面を想定して解決していく力が求められるのです。
それでは、アスペクトとそれによって起こりうることをここから説明します。
冥王星とコンジャンクション
冥王星と天体、軸が「コンジャンクション」を組む場合、「冥王星の力」がフルに発揮されます。
その天体・軸の特徴が「極端」に表現されていきます。
ホロスコープで人の寿命をみることはタブーですが、大病をしたりすときは、このアスペクトを取ることが多いです。
順番を間違えないでほしいのは「このアスペクトが寿命を縮める」ということではないです。
太陽にこのアスペクトが入ったときは、極端な行動に出やすい。
本人がその性質を理解すればするほど、その性質を抑えようとするため、我慢強いアスペクトといえますが、逆に上手く発散をしないと、大きな爆発を起こすことも。
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何か大切なイベントを控えているときは、このエネルギーは大きなサポートになります。
目標を明確にし、できるだけ大きく困難を伴うものにすれば、自分でも驚くほどの成果を手に入れることができるでしょう。
冥王星とオポジション
冥王星と天体、軸が「オポジション」を組む場合、お互いの要素が反目しあうことになります。
性質が違うものどうしですので、例えば、太陽の行動力を冥王星が打ち消す作用をもたらします。
ネイタルのホロスコープにこの配置があると、「どうしていつも、自分がやろうとしたことが、邪魔されるのだろう」という感覚や出来事に陥りやすくなるかもしれません。
しかし「真逆の作用」として、起こりえることなので、実はそのギャップや試練、課題はクリアされやすいものともいえるでしょう。
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困難や自分の中の葛藤に向き合う力を持つことで、このアスペクトを活かすことができるのです。
冥王星とスクエア
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これは、オポジションやコンジャンクションより、やや「テクニック」が必要になる配置です。
相乗効果を生み出すものでも、反目しあうものでもない。ネイタルでいえば、その性質に「ダメだし」が出るということ。
「足を引っ張られる」感覚が強くなるかもしれません。
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解決策が見つからない状態でリセットをされるため、個人的な学びが必要となるし、トランジットでいえば、「再生困難に感じるリセット」が起こりやすくなります。
政治的、組織的から見ると、優秀な指導者がいない場合、混沌とした世の中に陥れる。そんな働きを持つ場合があり、スクエアを取る場合は、より細心の注意が必要ですね。
「ダメな部分」を是正し、より高みジャンプする。
そんなタフなマインドが求められます。
冥王星と月のハードアスペクト
冥王星はその惑星の特徴を極端な形であらわすことがあります。
冥王星と月で主に語られるのは
- 母親との関係性
- 感情の置き所
です。
私がホロスコープを見るとき、月と冥王星にハードアスペクトを持つ人に必ず確認するのは
- 「精神的なアップダウン」
- 「熾烈な感情の消化の仕方」
です。
月と冥王星にアスペクトを持つ人は、喜怒哀楽の「怒」が極端に表れることがあります。
さらに一度起きた嫌な場面を、一定の熱量で心の中に握りしめていることも。
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怒りによって物事を破綻させる力を持っているため、本人も周囲も注意が必要なアスペクトです。
克服としては、その「役割を自覚をする」こと。
つまり「怒り」の対処法。
ジェミニ
心の調整が、人一倍求められる。
これを克服したとき、誰よりも成熟した人間になることができるでしょう。
太陽と冥王星のハードアスペクト
太陽と冥王星のハードアスペクトも注意点のひとつです。
しばし、「極端な行動」となって表れるこの配置は、本人にとって比較的早く自覚するものであり、学びを取り入れれば取り入れるほど「克服しよう」という気持ちが強くなります。
そのため「この行動を起こしてはダメだ」という自制心が強く働き、心の中に本音をしまい込むような、「マグマ」をため込む状態を生じさせることがあります。
太陽と冥王星のアスペクトを持つ場合は、常に自分の本心を認め、体を使って発散させる。
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こうすることで、パワフルな行動力と、大きな成果を生み出すことができます。
水星、金星、火星と冥王星のハードアスペクト
水星、金星、火星の場合は、解釈が容易です。
- 水星・・・コミュニケーション、伝達、知性
- 金星・・・愛情、楽しみ、子供
- 火星・・・エネルギー、野心
これらの要素が「極端な形」で発揮される。
と解釈するとよいでしょう。
わーーっと燃え上がるので、冷静になったときにどのような状況になっているか?
それが読めないのが冥王星の力ですね
冥王星と木星、土星、天王星、海王星のハードアスペクト
進行の遅い惑星を「トランスサタニアン」と呼びます。
木星以遠の惑星です。
動きが遅いため、多くの人が同様のアスペクトを持ちます。つまり、「集合体意識」が働きやすくなるのですね。
ジェミニ
例えば2020年は、山羊座に木星、土星、冥王星が集結します。
冥王星は破壊しますし、木星はそれを拡大させます。
土星は試練、鍛錬を与えます。
ジェミニ
この年はどんな年になっているのでしょう。
すでにコロナウィルスの蔓延で、経済活動が狂い始めています。
個人的には、いかにこの流れを食い止めていくか。
人間たちが試されることになります。
ジェミニ
あとは、おのおのの人間力を高めることが、困難を乗り切るポイントです。
冥王星とアスペクトのまとめ
冥王星と各惑星との関連性について書いてきました。
冥王星は人々にとって、あまり心地の良い惑星ではないかもしれません。
しかし、そのあとに手に入れるものの成果のスケールも、非常に大きなものになります。
冥王星のパワーを許容し、活かしていくことを思案すること。
少々のことではへこたれないメンタルを手に入れること。
高ぶる感情をコントロールしていくこと。
こうすることで、冥王星は私たちの大きな力を与えてくれることでしょう。
そして、世の中全体の運気として、冥王星を捉える場合、「何が終るのだろう」という俯瞰した視点が必要です。
更地になったあと、何を建設していくのか。
ポジティブにリセットを捉えていく力があれば、乗り越えることのできる。
さらに、新しい気持ちでスタートすることができる。
それが冥王星です。
ジェミニ
アストロジェミナス ココナラメール鑑定は、冥王星の状態もしっかりお調べしております。